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姉ちゃんのこと。 

私が小学校に上がる直前までのこと。

私の一家は、祖母家から出て別居して
折り合いの悪かった母の意向で隣町に住んでいた。

そのため私の姉は小学校入学時から4年生まで小さな電車に乗って通学していた。

どうせいつかばあちゃんちに戻るから、転校しなくていいように、という理由だったと思う。

40数年後の現在 その路線は廃線となって久しい。

去年のこと、姉はその駅の跡地に土地を買い、家を建てた。

姉にはもちろん、私にも思い出深い大切な場所だ。

しかし姉の思い入れは私のものとは重さが違う感じがした。

なぜ姉があの場所にこだわるのか、私はこの一年ぼんやりと考え続けていた。

もしかするとそこに、母との大事な記憶があるのだろうか。

私たちの母に期待することは無駄に違いないとは思いながらも

せめて、ほんの少しでもいいから、そんな記憶が姉にあることを願った。

そうでなければ、あの場所に居続けようとする姉が哀しすぎる気がした。

もしかして

母親は姉ちゃんを時々でもお迎えに行ってあげたのかもしれない。

雨の日や風の日。

小さな子どもには荷が重い日もある。

まだ小さな姉を、駅までお迎えに。

そして今回帰省して姉とゆっくり話す時間があり、そのことを聞いてみることができた。



続く


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母とのやりとり

 母に会いに行きました。



母親がびっくりするようなことを言ってのけた。

母的には満を持しての告白であるかのように。

思わずずっこけるような衝撃の告白(;゚Д゚)



  母「あんたを一回だけ叩いたことがある」

  私「え???一回てうそやろ、一回て?信じられん。まじか。一回はないやろ(゚△゚;ノ)ノ」

  母「なんがお母さんがあんたをそんなに叩くことがあろうかね。虐待でもしよったばしのごと」

  私(おさえておさえて)「なんで叩いたのか、おぼえとう?」

  母「あれはあんたが中学生くらいやったかねえ。暗くなってもおそ~くまで帰ってこんで。
    誰とどこで何をしよるのか、聞いてもな~んも言わんで。
    ふてくされたような態度で・・・・・」

  私「んん?ふてくされた態度って?
    ちょっと聞くけど私、何かよそ様で悪事を働きましたか?
  横っ面をたたかれないかんほどのよくないことをしましたか?


  母「してないよ。あんたの態度のことをいいよる」
  
  私「私の態度に腹が立ったから叩いたということやね?」

  母「・・・・・」

  私「私言いたくなかったからな。その時言わなかったんじゃなく言えなかったんじゃないの?
    自分のしてたこと不思議じゃないんやね?」

  母「はいはい、あんたはそう思ったんやね。子どものことを思わん親はおらんとに。(溜息)
    お母さんの聞き方が悪かったちゃねえ。 悪かったねえ。でももう過ぎたことやから。
    どうせこのばあさんはもう先もないから、あんたはしっかり生きていけばいいやろう。
    (慈愛たっぷりにキメ)
    あんたの言いようことはわかった。でもあんたとはなんでか話がかみ合わん。
    意味がわからん。なんでそんなひがんだような取り方をするのか」





あんたに身体的虐待を受けたとは、そら~私は言わん。ないものはない。

母の中に何一つ証拠は残っていない。
自分は悪くない、母がそう思っていてもあきれるほどに不思議ではない。

私は長い間、おかしいと思いながらも、説明しようとすればするほどに迷宮に入るほかなかった。

母の記憶の操作、やり口。

かみ合わないって言いたいのはずっと私の方だった。
でも言っても無駄。

母はわからない。母は動かない。

母は私を見ていなかった。








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